不登校に対して叱っても意味がない

私は中学3年生ごろから次第に学校を休むようになった。

最初は体調不良といって誤魔化していたが徐々に休む日数が増えていく。

だんだん朝早く起きられなくなり、学校に行けたとしても遅刻することが多くなっていった。

母は最初の頃はそこまで強く私を叱ることはなかったのだが、休む回数が増えていくにつれて焦りを感じたのか朝、寝ている時に「早く起きろ!」と強い口調で怒鳴るようなことが増えた。

ただ叱るだけではなく、無理やり布団をはがして私を玄関まで引きずっていかれたこともある。

このころ、母はいつも怒っているような感覚であった。

さんざん母は学校に行かせようと叱ってきたが、むしろそれが原因で朝起きることや母と顔も合わせることが嫌になってきて、ますます学校に行きづらくなってしまったように思う。

叱ることは何か悪い行為をやめさせる場合は有効だが、何かをさせるには逆効果だろう。叱ることで萎縮して行動しにくくなるのだ。

しばらくして母からなぜそうなったのか原因を聞かれたことがある。しかし、これと言える何かはっきりした原因があるわけではなかった。その旨を伝えると、母はそれに対しても怒る。

どうやら原因がわからないことにいら立ちを感じているようだった。私が何か言っても怒りしか返ってこないような状態だったので話しにくく、次第にただ黙って親の話を聞くだけになった。

・不登校はチャンスでもある

世間一般では不登校は悪いことだと見なされているのだろうが、私は必ずしもそうだとは思わない。極端な例を挙げれば、学校でひどいいじめを受けているような場合はむしろ学校には行かない方がいいだろう。

そこまでの理由がないとしても不登校になったということは、それまでの行動や考え方に何か問題があったことの現れなのかもしれない。不登校はその問題を解決し、改善するためのきっかけになると捉えることも可能なのではないか。

しかし我々の家族は不登校のうえに親子の不和という問題が積み重なり、それに対処するために多くの時間を費やしてしまったため、不登校によって生じた大きな時間の空白を上手く活かすことができなかった。

不登校を過度に恐れ、学校に行くことにこだわりすぎるとかえって問題は長引き、大きくなってしまう可能性が高まると思う。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする